昼ごろオフィス街を歩いていると、コートが暑苦しく、しまいには額と背中に汗が滲んでくるのがわかるほどの陽気だった。待ちかねた春が一歩一歩近づいてきた。
さて、娘は今学年末試験の最中だが、果たして彼女に春は訪れるのだろうか。いつまでも凍てついた冬のままじゃ困るんだよ、成績が…。
昨日バンクーバー冬季五輪の女子フィギュア・ショートプログラム（ＳＰ）が実施され、1位キム・ヨナ（韓国）、2位浅田真央、3位ジョアニー・ロシェット（カナダ）の結果となった。この順位はスポーツイラストレーティッド誌のメダル予想とまったく同一である。3人ともフリープログラム（ＦＰ）でミスなく滑れば、おそらくこの順位となるだろう。しかし、オリンピックだけは予想通りの結果とならないのが過去の五輪が証明している。トリノでは絶対的金メダル候補だったスルツカヤ選手がフリーでミスを犯し（キム・ヨナ同様ミスの非常に少ない選手だった）、ＳＰ1位から3位に滑り落ち、ＳＰ3位の荒川静香選手が感動の金メダルを手にした。
五輪でのＳＰ1位選手は金メダルを取れないというジンクスもある。今回も金メダル1番手のキム・ヨナ選手がＦＰでミスをすると、浅田選手、ロシェット選手にも逆転金のチャンスが出てくる（安藤美姫選手は表彰台に上がる可能性が残っている）。ただ、男子の場合も、五輪前の世界選手権チャンピオンは五輪では金メダルを取れないというジンクスがあったようだが、ライサチェック選手（米国）は見事このジンクスを跳ね除け、金メダルを獲得した。今回ばかりはキム・ヨナ選手の金メダルですんなり決まることも十分考えられる。前回トリノ大会の荒川のように、数日前に実母を亡くしたばかりのジョアニー・ロシェット選手が3位から大逆転の金メダルを獲得したら、そのドラマ性に、カナダ中はおろか世界中（多分韓国と日本を除いて）が感涙に咽ぶに違いない。
ともあれ、私も日本人だから、荒川に次いで、浅田が2大会連続の金メダルを手中にし、ＦＰが終わることを望んでまーす（アンタ国母クンか、笑）。さて、明日の今頃はどこの国が大騒ぎしているのやら。
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