残念ながら上村愛子選手のメダル獲得はならなかった。だが、表彰台を逃し、オリンピック史に名前を残せない結果に終わったにせよ、日本のファンには忘れられないオリンピック選手として、心に深く刻まれたにちがいない。モーグルの日本代表として４大会連続出場しただけでも凄いことだが、さらにすべて８位以内（それも年々「一段一段」順位を上げる）という好成績なのだから、堂々と胸を張って帰国してほしい。上村のオリンピックという大舞台での安定感は抜群としか言いようがない。今回優勝したカーニー選手は前回トリノでは予選も通過できなかったのだ。上村選手がメダルを取ろうと取るまいと、いずれにしても、胸を熱くするようなドラマを私たちに見せてくれた。ねぎらいとともに感謝の言葉を捧げたいと思う。
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