人気球団の選手ということで、周りからチヤホヤされ、知性も見識も備わっていない若者が舞い上がり、傍若無人ぶりの行為に走ることなど珍しいことではない。しかし、原辰徳よ、おまえもか。
爽やかで清廉なスポーツマンイメージが強く、球界でもそのさわやかキャラで評判の高かった原辰徳現読売ジャイアンツ監督が選手時代の不倫を告白、その口止め料として元暴力団に1億円を払ったというスキャンダラスなテレビ報道が昨夜耳に入った。原はファクスで反省を述べつつ、金の渡し先は暴力団ではない、清武元球団代表が悪い、と言って、およそ爽やかさとほど遠い対応ぶり。もうこれ以上自身の顔に泥を塗るのはやめたらどうか。不倫の代償として1億円は世間の常識を大いに踏み外しているし、清武のせいにするなど、責任逃れのようで、見苦しすぎる。
原だけはどこかいつまでも少年のような素直で誠実な心を持っているのでは、と願っていたファンへの大きな裏切り行為だ。不倫だけなら妻に心から謝罪すればいい。でも、暴力団の脅しに屈服するような人間に人気球団のリーダーはいかがなものか、という声には抵抗できない。即刻ジャイアンツの監督を辞めるべきだろう。
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