衆院選は民主党惨敗、自公民の圧勝で幕を閉じた。政治のレベルは国民のレベル・民度を示すものだから、この結果は受け入れるしかあるまい。また元来た道に戻るのかと思うと、気持ちの冷え込みは否定できないものの、来年の参議院選まで国会はねじれ状態のままだから、憲法改正（改悪）までは手がかからないだろう。
民主党の閣僚経験者が多く落選した。選挙民は「戦犯」の烙印を押したのだと思う。もはや「大臣」も肩書きとして効力がない証しだが、ああ閣僚ポストの乱発乱造してちゃ、権威もなにもあったもんじゃない。田中真紀子が落選するとは時代を感じざるをえない。
各分野で女性の活躍が目につく昨今、政界の悪い血を清めてくれるのも女性じゃないかとひそかに期待感を高めていたが、なかなかそうはいかず、俊英で革新の旗手が現れない。政治に関心ある女性の層の薄さを感じるのは、女性の正当な権利や待遇改善の受け皿と思われる社民党や未来の党が集票できない点にある。社民党にいたっては政党として崖っぷち状態だ。そう遅くない時期に未来の党もフェイドアウトしてしまうかもしれない。
フェミニストを自認する私としては、男と同じ考え、同じ行動をしているヤマトナデシコの多さに落胆を禁じえない。
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