10日（月）川崎病院に緊急入院し、胆嚢炎の摘出手術を受けた。以前からあった胆石が胆嚢に炎症を引き起こし、2週間ほど放置している間に胆嚢が腐り始めて、このままだと胆嚢が破裂して大変な事態になるというドクターの判断に基づく入院手術だった。
60年の人生で初めての入院と手術。すべてが初体験のため、書くことは山ほどあるが、ここでは簡単に触れておく。
前日の夜半から胃のあたりに痛みがあり、一睡もできず、朝方になっても改善されなかったので、始めは近所の太田総合病院を受診、薬だけを処方してもらい、それを飲んだものの、一向に効果がなく、午後になって、救急外来で川崎病院に行った。内科でレントゲン、エコー、CT等の検査を受けた結果、「壊死性胆嚢炎」の病名が下され、急きょ娘を呼び出した。夜9時ぐらいから2時間程度の手術で、当初、開腹手術も覚悟してほしいとのドクターの話しだったが、腹に何箇所か穴を開けるやり方で摘出できたのが幸いだった。
術後、除去した胆嚢を見せられた娘は「思ったより気持ち悪くなかった。茶色に変色していた」と私に報告。私自身は執刀医からフィルムケースに入った胆石だけが示された。それは、いくつもの小石がぎゅっと詰まった手の親指ほどの赤茶けた物体だった。手術から5日目の今日、無事退院とあいなった。
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