Bruceのブルースな日々

　今朝の朝日新聞の朝刊で「国民栄誉賞選ぶとしたら」という記事があった。盗塁の世界記録（1983年当時）を達成したことで、国民栄誉賞を打診され、辞退した福本豊の談話が載っていた。国民栄誉賞を辞退するという行為は福本の非凡さを示すものである。凡人は勲章の類いを嬉々としてもらう（かくいう私など大凡人だから狂喜乱舞していただくだろう）。だから、変人（？）・非凡な長嶋茂雄には「今さら結構です」と辞退してほしかった。松井秀喜はもらってもいい。伊集院静の『逆風に立つ』を読むと、松井がいかに人柄の良い人間かがよくわかる。自分の名誉というより、これまで支えてくれた人々への感謝の気持ちで受け取るにちがいない。そして、今後はメジャーにおける日本人初監督を目指してほしい。