ワクチン接種の動きが活発化してきたが、それでも高齢者全員が（2回目も）打ち終わるのは五輪後であろう。ここのところ、産業の担い手である50代以下はいつまでに2回の接種が受けられるのか、政府からの言及はまったく聞こえてこない。
正直、危機管理意識が薄い、どうにかなるさ、なんとかなるさ的場あたり政策がここまでの我が国のウィルス対策に表れている。五輪開催も国民的議論を回避し、外堀を埋めるがごとく、既成事実を積み上げ、実施の方向へ誘導している。理屈も何もあったもんじゃない。これまでもこの日記で不満をぶつけてきたが、もはや「物言えば唇寒し、秋の風」の心境だ。
ＭＬＢの大谷翔平選手が躍動している。このコロナ禍において、ＢＳで彼のプレイを観るのが数少ない楽しみのひとつ。今はバッターとしてのパフォーマンスに力感を覚える。大谷選手は体が大きくパワーも凄いけれども、もっと凄いのは体に柔軟性があって、とても器用なプレイヤーである点である。剛も柔も備え持つところが実に素晴らしい。体が柔らかいから、怪我にも強いのではないか。まことに非凡極まりない。
投手としては剛速球が投げられる30歳前後まで、以後はホームランバッターとして活躍する大谷選手が見たいと思っている。野球人生を一貫して二刀流で行けたら史上最高の野球選手になろう。が、体は徐々に衰えてくるもの。選手生命をすこしでも長く、と考えたら、どちらかに絞らざるを得まい。大谷の選手生命か、私の人間としての生命か。さて、どちらが先に朽ち果てるか、大谷翔平、いざ勝負だ！（何のこっちゃ！）
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