オミクロン株が蔓延しつつある今、不要不急の外出は控え、買物も手短に済ます年の瀬だった。2022年は新型コロナウィルスがワクチン接種に加え、飲み薬、うがい薬の効用により、パンデミックが沈静化することを心から願いたい。
来夏の参議院選挙で新たな政治勢力の出現を望む。それこそ先の衆院選挙で落選した辻元清美等が、女性を政界に多数進出させるべく、新党を立ち上げても面白い。既成政党での女性への待遇に不満をもつ女性議員がその新党に結集すれば、社会全体の女性地位向上の震源地として、女性有権者から大きな支持を得られるかもしれない。
既得権益にまみれた男ども（特に議員ポストに安住する理念も情熱もない老醜老獪な男ども）の驕った政治に楔を打ち込めるのはもはや清冽な女性政治家に期するしかない。技術と産業で先進国入りして久しい我が日本が、国の未来を決する政治そのものは、世界から「政治後進国」のレッテルを貼られたままでいる。悔しくはないのか。日本のメルケルが早々に現れてほしいもの。そのためにも、時の権力への忖度と迎合が目に余るマスメディアの猛省と奮起を切望する。
アマゾンで映画・ドラマ観放題が「引きこもり生活」の支えとなっている。今年、劇場で映画を観たのは『ノマドランド』の1本だけ。2021年、新旧織り交ぜた私のベスト10を挙げて、今年最後の日記を閉じることとする。
1位 ペルソナ（1967、スウェーデン）イングマール・ベルイマンの凄さを最認知
2位 歌えロレッタ 愛のために（1980、米国）シシー・スペイセクが歌い演ずる
3位 ノマドランド（2021、米国）老後の道標とも言うべきタイムリーな秀作
4位 ホームランド ファイナルシーズン キャリーが最後まで魅せてくれる
5位 遠い空の向こうに（1999、米国）一途に夢を追い求める突き抜けた存在感が見事
6位 ノクターナル・アニマルズ（2016、米国）ミステリアスな展開で男女の愛を問う
7位 ハンナ セカンドシーズン エスメ・クリード＝マイルズとＭイーノスが魅力
8位 盗まれた欲情（1958）今村昌平監督のデビュー作 「重喜劇」の記念すべき一歩
9位 青空エール（2016）この手の単純明快なスポーツ映画には弱い
10位 赤いハンカチ（1964）ありきたりな日活の歌謡映画も捨てたモンじゃない
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