日記


Bruceのブルースな日々

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2009年4月26日（日）
強風と新聞

　午前１０時ごろ、昨日ツタヤで借りたＣＤを車のナビにＣＤ録音しようと駐車場に行った。ケツメイシ、ＳＯＵＬＨＥＡＤ、ユーミンの３枚を録音するのに２、３０分かかるだろうから、新聞でも読もうかと思い、娘に携帯で連絡し、共同住宅の５階から今日の朝刊を投げてもらった。折りしも突風が吹きつけ、新聞を舞い上げ、ひとつのかたまりだった新聞は１０枚ほどにばらけ、外側の道路へ押し出され、さらに公園のなかで四方に地面を這いずり回った。私は一枚も逃すまいと必死に追い、悪戦苦闘の末にすべてを回収した（その姿は実に滑稽だったに違いない）。車に持ち込み、ＣＤ録音をしながら、大きなゴミの山と化した「朝日新聞」を丁寧に一枚ずつ畳み、記事を読んでいると、以下のような一文を目にした。

　「（前略）普通、人間は自分で自分に無理難題を出すことはない。「我に七難八苦を与えたまえ」なんて思う人はほとんどいない。けれど他人はやるんです。（中略）でもそういう人と仕事をすることが自分の限界を広げる重要な機会になってくる（後略）」

　アーティストの坂本龍一さんが『ラストエンペラー』に出演した際に、音楽を１週間でつくれとむちゃくちゃな注文を出され、結局２週間にしてもらって作曲したとの話が語られたあとの言葉である。いやあ、本当にそうだ。自分じゃあ、自分の限界を超えた課題は出さないし、出せないよネ。それが、他人だと平気で「無理難題」を押しつけてくる。それが結果として自分自身の限界を広げてくれることになる。やっぱりひとりで取り組んでいると甘さや弱さが出てしまいがちだ。相当の自覚と覚悟がいる。スポーツのトレーニングが好例だろう。相手がいるといないじゃ、トレーニングの質や量がまったくちがう。

　強風の中、私が新聞の回収に走らなければ、新聞の中の坂本龍一さんの言葉を知ることもなかっただろう。みっともなかったが、追いかけた甲斐はあったネ。

2009年4月24日（金）
最低の人間？

　ＳＭＡＰの草なぎクンが公然わいせつで捕まったことに関して、鳩山総務大臣が「最低の人間だ」と鼻息も語気も荒げて語っていたが、「友達の友達はアルカイダ」と言った「最低の友達の友達」をもつアンタに言われたくはないだろうねえ、草なぎクンも。でも、人気者で大もての草なぎクンであっても、貧しくも寂しい人間関係しか持っていないんだなあと思った。酒気帯びの５倍どころか１０倍飲んでも、心底介抱してくれるようなパートナーがいれば、こんな失敗はしないで済んだだろうに…。ま、パートナーがいれば、そんなに飲まないだろうけどね。つくづくご同情申し上げます。

2009年4月21日（火）
不定愁訴が続く

　昨日帰宅後、娘は「疲れた」と言って、7時前まで仮眠し、その後、夕食をとったが、食欲があまりなく、いつもより早い10時すぎに寝床に就く。今朝、普段の起床時間（7時）になってもベッドから起きられず、結局、昼前に遅刻して登校。身体の状態を聞くと、胃の痛みを訴えていたので、受診を勧めたが、本人は「腹痛ぐらいで病院には行きたくない」と拒否。昨日も学校で保健室から湯たんぽを借りてお腹を温めていたという。こうした不定愁訴はしばらく続くに違いない。しかし、帰宅後は普段同様にピンピンして遊びに行き、夕方、夕食をモリモリ食べて、大雨の中塾に出かけて行った。

　カレーヒ素混入事件の最高裁判決で林被告の死刑が確定した。予想通り、林被告は再審請求を出すようだが、他人事のような冷静な林被告のコメントは、無実の罪で死刑にされてしまう憤怒や焦燥が感じられないのがどうにも不思議だ。ともあれ、動機も解明されないで、死刑だけ宣告されても、遺族も、亡くなった被害者も浮かばれまい。