Bruceのブルースな日々

　名古屋国際女子マラソンを観る。高橋尚子と坂本直子に注目したが、高橋選手は10キロ手前で早々と脱落し、あとは坂本の走りに注目したものの、30キロ前後でトップに出ただけの見せ場で終わり、その後ずるずると後退してフィニッシュ。同じ天満屋の新星・中村友梨香選手が初マラソンで初優勝を飾った。おそらく北京オリンピックの代表に選出されるだろうが、オリンピックは経験がものをいう舞台で、経験の薄い選手は惨敗する傾向があるので、中村選手には同じ轍を踏まず、いい結果を残してほしいと思う。

 

　夜、ボクシングの試合をテレビ観戦した。内藤対ボンサクレックの世界フライ級タイトルマッチで、からくもドローで内藤が二度目の防衛に成功した。解説者はまたしてもフェアに欠けるあのK。亀田びいきの解説で知られるが、聴きたくもないので、テレビの音を消して観る。お互いに決定打もなく、スリリングな場面はそうなかったものの、凡戦というほどの内容ではなかったと思った。内藤のスタミナはなかなかのもの。もっと強くなるチャンピオンと思わせる力量を見せてくれた気がした。

　明日から娘の部屋のリフォームが始まる。来週いっぱいまでかかる予定だが、荷物やらなにやらすべてを空にして改修しなければならないので、残りの部屋が荷物だらけになっているありさま。しばらくは居心地の悪い状態が続くけれど、我慢するしかほかにない。

　　卒業式シーズンを迎えた。教師を辞めてからずいぶんとなるが、今でも辞めたのを残念に思うことに、卒業式に立ち会えない点が挙げられる。若者の旅立ちの日ほど感動的なときはない。教師冥利に尽きると心底思う。この感動を味わえないのが実に残念。今日県立高校に勤務する友人から電話があった。明日が卒業式だという。話している間、うらやましさが胸に渦巻いた。卒業式を英語でCommencement と言う。「始まり」という意味である。多くの卒業生が新たな人生のスタート地点に立つ。そして、その中にわが娘もいる。