知人の中学校教師Hさんから「原発No!今言わなければ！」とのメールが転送されてきたので、私も原子力委員会事務局宛てに「意見」をメールしておいた。その内容を以下に挙げておこう。
東北地方太平洋沖地震に伴い勃発した原発事故は、東京電力関係者および専門家諸氏より「想定外のできごと」との認識が明らかにされたが、一般市民として「想定外」のひと言で片づけられてはたまったものではない。高度の原子力エネルギーに関わる「科学者」たるもの、あらゆる不測の事態に備えた上で、すべては「想定内」として処理できなければ、国民の生命の安全を脅かす原子力エネルギー政策を推し進めることはできない。「もっとも安全な原子力施設」と政府広報誌等で何度も聞かされてきたが、それはウソであり、「もっとも危険な施設」であることが白日の下にさらされる結果となった。
海外各国はこの原発事故を「かなり深刻」と受け止め、米国などは日本にいる自国民に対して、福島から80キロ圏外に避難するようにとの勧告を出した。一方、日本政府は、20キロ圏内の住民は避難、30キロ圏内は外出を控えるといった指示。いったいどちらが正しい判断なのか、国民は今や疑心暗鬼のなかで、不安な生活を送っている。
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