最近、レンタルビデオはGEOで借りている。何といっても1本一週間で100円（旧作）はTsutayaよりはるかに安い。GEOの難点は作品の在庫数がツタヤより少ないことだけだ。だが、先日旧作のコーナーで『菩提樹』と『続菩提樹』が置かれてあったのには驚愕、目をひんむいた。40年以上ぶりだろうか、『菩提樹』を観るのは。
私が中学生か高校生か、定かではないが、主役のルート・ロイヴェリクがとても好きになり、その後しばらく、私の青春時代の好きな女優ベスト10にその名をとどめたものである。
『菩提樹』を久しぶりに観て「あれッ！」と驚いたのはカラー作品だったという事実。私の記憶をどう引っ張りだしても白黒の映像しか出てこない。ネットで調べると、確かにこの作品はカラーで1956年に公開されている。おそらく、60年代半ば以降テレビの「3時の名画座」か何かで『菩提樹』を、まだ日本ではカラーが完全普及していなかったために、ブラウン管テレビの白黒画面で観た記憶が私に残ったのだろう。
『サウンドオブミュージック』のオリジナル作品が西ドイツ製作のこの『菩提樹』だが、似ている点もそうでない点も同じぐらい多くあるけれど、それぞれの良さがあって、意外に甲乙つけがたい出来映えだと思った（言うまでもなく『サウンドオブミュージック』は世界的大ヒットでアカデミー賞も取っている）。興味ある人は一見をお奨めする。また、『続菩提樹』はある意味『菩提樹』より面白い仕上がりになっているから、必見である。
メジャーリーグのイチローと松井の最終戦がおこなわれた。ともに無安打という今シーズンの不調ぶりを象徴する結果だった。
イチローについては２００安打の連続記録ストップよりも打率３割を大幅に割ったことのほうが大きな問題だろう。今シーズンの結果が来年以降下降線をたどる前兆となるかどうかが注目される。
松井はもうスラッガーではなくなった。たまに単発のホームランが出るだけでは巨人時代の面影すらない。今後リタイアするまで、どれだけ打点を稼げるかがポイントとなろう。
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