フィギュアスケート4大陸選手権で浅田真央選手が2位となった。価値があるのは長らく封印していたトリプルアクセルをショート、フリーとも跳んだことだ。過去難なく跳んでいたトリプルアクセルがこれまでよりもスピードを増したタイミングで跳ばなくてはならず、しばらく失敗の憂き目にあっていただけに、回転不足とはいえ、着氷できたのは大きな成果だろう。今後自然にアクセルが組み込まれていけば、他の演技も安定してくるだろうから、3月の世界選手権に向けて、ひとつの道筋が見えたのは浅田選手にとって準優勝といえども喜びはひとしおにちがいない。
猫ひろしがマラソンのカンボジア代表でロンドン五輪の出場を目指しているという。正直、カンボジア国民を馬鹿にしてはいまいか。逆を考えてもらいたい。日本人選手のある競技のレベルが低いからといって、日本語もしゃべれない、日本で暮らしたこともない馴染みのないカンボジア選手が、いきなり日本国籍を取得して五輪出場を目指すといったら、日本国民はそのカンボジア選手を支持するだろうか？なんとまあ傲慢不遜な輩、と思うのではないか。どの程度カンボジアと関わりを持っているのか定かではないが、猫ひろしにカンボジア国民の代表になるという自覚がどの程度あるのだろうか。猫と競うカンボジア選手のほうがタイム的に幾分勝っているようだが、勝っていなくても、五輪を目指すカンボジア選手がいる限り、猫ひろしの出番はない、と考えるべきである。
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