カラ梅雨も困りものである。水不足は人間のまさにLifeline（生命線、命綱の意）を脅かすだけに、降り過ぎずほどほどの降雨を期待したいところだ。
先日（7日）、「原発が重要」という新聞の見出しが1面を飾った（朝日新聞夕刊）。安倍首相と来日中のオランド仏大統領は、日仏の合意事項として原発を推進していくような声明を発表した。
これはもう参院選で審判をくだすべきだろう。自民党に投票することは原発を容認・推進することに賛成と受け取られても仕方ない。安倍首相は金回り（経済）をよくすれば、何をしても許されると考え、ますます強気の姿勢が露わになっている。
半月ほど前、東京表参道を車で走っていると、原発に反対する大勢の人々がデモ行進をしていた。年代はさまざまで、老若男女がプラカードや横断幕を手にしていた。残念ながらこうした運動は全国に広がっていないのだろう。東日本大震災に伴なう原発事故が未だ解決の道筋が見えていない中、悲しいかな、不安材料だけが積み上げられていく。
同じ悲劇を何度繰り返せば、人間は学習できるのか。先見性のある賢者は育たず、金儲けのうまい愚者だけが重宝がられる世の中って、地球が滅びるまできっと変わらないだろう、ね。
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