もう半そででは涼しく感じられる気候となり、早朝のジョギングで汗をビッショリかくこともなくなってきた。でも、ここにきて持病の腰痛が出始めてきたのにはまいった。これからが本格的なスポーツの季節だというのに…。腰痛、ひざ痛、外反母趾の3悪をかかえながら、いつまでスポーツとかかわっていけるのか、今後の私自身の課題となる。
東レパンパシフィックテニス大会が東京有明の森で開催されている。緒戦突破した伊達公子がサマンサ・ストーサー（豪）と対戦、ストレート負けを喫したが、その試合で観客席のため息に激怒し、「ため息ばっかり！」と観客席に向かって大声を上げた。
そのシーンをテレビで観た私は違和感というか不快感に近い感情を抱いた。海外ではため息はマナー違反だという。確かにプレーヤーにとって観客の反応は気になるもの。したくないミスをして、いちばんため息をつきたいのは選手自身なのに、それをオーバーライドしてでかいため息をつかれたのでは「エネルギーを吸いとられてしまう」（伊達の言葉）と感じてしまうのは無理からぬこと。
だとしてもだ、入場料を払ってプロのプレイを観に来ている観客に対して、自分のミスプレイをさしおいて、ヒステリックな声を上げるのはいかがなものか。プロはプロらしいプレイを見せるのが仕事。それで給料をもらっているはず。観客のマナーが悪かろうと、それに影響されずにより良いプレイを発揮してみせることに集中すべきではないか。スポーツは違うけれども、メジャーリーグの観客は選手のミスプレイに対してブーイングがすごい。観客の怒りの声すら直接グラウンドに投げかけられることだって少なくない。
伊達公子様、日本人の観客マナーが悪いと指弾するのは結構です。しかし、試合中に観客を非難するのは選手マナーとしていかがなものですか。観客席には子どもたちの姿もあったかと思います。40歳を過ぎても世界のトーナメントで活躍する伊達選手をリスペクトし目標とする少年少女たちの模範となる言動を、くれぐれもお願いいたします。
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