ワールドカップブラジル大会「コートジボワール対日本」をテレビ観戦した。都合により前半しか観ることができなかったが、日本チームは本田の先制ゴールでリードしたものの、試合内容はコートジボワールが勝っており、ゴールを決められるのも時間の問題といえるようなゲーム展開だった。その後、ネットで日本の敗戦を知り、やっぱり逆転されたかと思った。緒戦敗退ですべてが終わった感が漂い始めたけれども、アジアの覇者としての矜持を残りの試合で是非とも見せてもらいたいものだ。
集団的自衛権を巡って、「平和の党」を自認する公明党の動向が注目されているそうだが、はなから自民党との政権離脱を望んでない利権・既得権最優先の自称「平和の党」に私は幻想を抱いていない。これで、直接我が国が脅かされない遠い国での武力衝突であっても、日本はいつでも「わが国存亡の危機」というお題目で自衛隊を派遣し、戦争に加担することが可能になる。憲法9条に明らかに違反しようとも、安倍政権は屁理屈をこねくり回して、集団的自衛権を成立させ、本丸の憲法改正の道筋をつけていくつもりだろう。
改憲の賛否を問う国民投票ができる年齢を18歳以上に引き上げる「改正国民投票法」が成立したのもその流れの中にある。戦争への道は経済的事情が大きく関係する。軍需産業を拡大し、大もうけを狙う企業の多額な献金をバックに、安倍政権は今後さらに「軍国主義国家」を推し進めていくに違いない。そもそも日米安保条約がある限り、こうした流れは必然であり、折込済みなのだろうが…。
日本の空に爆弾が飛んでくることも現実味を帯びてきた。歴史は繰り返される、なんて呑気なことを言っている場合では間違いなくない。
|
