天候で「朝もや」とは言っても「夜もや」とは言わない。少なくとも私は知らない。しかし、人生には「よもや」はいくらでもある。今日はその「よもや」（ここでは「いくらなんでも！」という意）の事態で振り回される1日となった。脳みその襞に刷り込むように会う度に言っていても徒労に終わるこのやりきれなさ。具体的に語ると愚痴っぽくなるので、この話題はフルストップ。
亀の歩みのように治りが遅い私の脚はいったいどうなってんだ、と言っても詮無い話で、この治りの遅さが老化を示しているのだよ、と合点承知するしかあるまい。フルマラソン参加どころの話じゃないね。
御嶽山噴火から１ヵ月が経った。死者５７名のほか６名が未だミッシングで、彼らは今後しばし雪と氷の世界に閉ざされることに。関係者にとってつらくて長い冬を迎える。
実に痛ましい事故であった。3,000メートル級の山頂付近にいた登山者はひとたまりもなかっただろう。生き残った人たちはまことに運がよかった。晴れ上がった空を眺めながら頂上を目指し、あるいは、山頂を極めた達成感と満足感を胸に下り始めていた人たちは誰ひとり噴火など予想していなかったにちがいない。前もって火山噴火の予知ができなかったのか、前兆を見極める難しさがあるとはいえ、若い命をも多く奪ったこの水蒸気爆発、甚だ悔やまれる。
火山活動は地震活動と深く結びついているので、゛日本は、地震がいつでもどこでも起こりうる地震列島＝いつどこの山が噴火してもおかしくない火山列島゛という図式が出来上がる。こうした天災だけでなく、原発という人災の危険にも囲まれる我が日本。明日が知れる私のような年寄りはともかく、未来に希望を抱く若者世代には痛すぎる。せめて人災の不安だけは排除できないものかね、安倍総理？
|
