寒の戻りはない、と断言していたTBSの気象予報士よ、この寒さはいったい何？とつっこみを入れたいような朝だった。
霧雨が降りしきる中、三ツ池公園までウォーキング。末吉中学校のグラウンド脇に出る坂道を初めて歩く。坂を上りつめて振り返ると、川崎区の市街地が大きく広がっていた。晴れた日にもう一度歩きたいと思った。三ツ池公園の正門を通ると、散ったとはいえ見ごたえ十分な桜の木が池の周囲を鮮やかに彩っていた。桜と池のコントラスト、そこに多くの水鳥がアクセントをつける。さすが「かながわ桜の名所１００選」のひとつである。
公園の中ごろが最も美しい。写真撮影にもってこいで、私も思わずスマホのシャッターを切る。好天なら人波が押し寄せているだろうに、私のような高齢者とジョギングする人たちの姿だけが目立つ。でも、桜と池を眺める絶好ポイントにはやはり大きなシートが広げられていた。その上で傘を差しながら談笑する男たち。昼にかけてやって来る仲間たちに代わって場所取りをしたにちがいない。
自宅から三ツ池公園まで徒歩50分。帰りは響き橋を渡り、JR鶴見駅から市場町を抜けるコースを選んで、全行程約90分のウォーキングだった。
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