その後（前回の日記を書いて）まもなく選挙権に伴う飲酒・喫煙の18歳問題は先送りされることが決まった。理由として自民党内部からも反対意見が続出したからだそうだが、議員たちの母や妻たちの危惧する声が高まったからではないかと私は睨んでいる。何がどうあれ、結論を先延ばしにして、沈静化したところで、セットで法制化を目論んでいるのだろう。
とうとう安全保障関連法案が参院で可決され、正式に法として運用される運びとなった。新聞の論調では、今後はこの法を廃止する方向での運動論を展開していたが、果たして一度制定されたものを取り潰すことなど可能なのかどうか。自民党の亜流のような政党が多い中、廃止に持っていける党など共産党ぐらいしかないだろう。ところが、昔の名前で出ていますの共産党では単独政権を担うだけの幅広い支持などこの日本では実現不可能である。ともかく群雄割拠する政治状況をつくって、自民党に独裁政治を許さないこと。ますます若者の政治参加が求められる時代になったのではないか。18歳からの選挙権の力で、自民党を国会から追い落とす情況を願うばかりである。
シルバーウィークはどこも人出で賑わいをみせたようだ。人込みが苦手だから、結局どこにも出かけず、米国ドラマ『２４』を観て過ごす。ただし、２０日に山梨の親戚とお彼岸の墓参り、２３日は寿福寺での彼岸法要会に出席。
今月初旬、知人の紹介で小田原市風祭にある鰻の「友栄」に出かけてみた。用事先の秦野中井から車で４０分ほどで、ミシュランの星を何年も獲得している鰻料理店でうな重を食した。平日の午前１１時ごろなのに店内はすでに満席状態。さすがに人気店だ。さて食後の雑感─香ばしさはさほどでもなかったものの、鰻はふんわり柔らかく旨みがたっぷり、横浜の「わかな」や「八十八」よりも明らかに上質だった。でも、税込み5,000円を超える料金となると、庶民の域を超えた食べ物。話のネタとしてはいいが、多分これが最初で最後の訪問になるだろう。
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