この一週間腰が痛く、ウォーキングもままならない状態だ。体の中心にある腰を痛めると、動きの自由を奪われるから何ともストレスがたまる。娘に「病院に行ったら」と言われても、腰痛など医者にかかってもすぐ治るものではないと勝手に合点しているから、取り合う気にもならない、と偉そうに言っても、激烈な痛みであれば病院直行、医者に泣きつく羽目になるのだが。
『ソロモンの偽証』をＤＶＤで観て、最近の邦画ではいちばん面白かったので、原作を手に入れ、今眠る前に読んでいる。宮部みゆきは過去に何冊か読了しているものの、文体というか何か自分にはしっくりこないため、ミステリー作家としては高村薫好みなのだが、成島出監督の『ソロモンの偽証』があまりにも見事だったので、『模倣犯』以来の宮部作品を手にした。映画によって既にネタばれしているので、ミステリーとしての興味より、映画とは違った人物描写や心理描写の詳述・解析に期待している次第。
ところで、成島出という映画監督、ちょっと調べてみたら、『孤高のメス』、『八日目の蝉』のメガホンも取っていた。それなら、凡庸な監督であるはずがありません。今後注目です！
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