２７日午後１時ごろに市立川崎病院の救急外来を受診し、血液、レントゲン、ＣＴ各検査を受けた後、即刻入院が決まり、同日午後６時に手術を受けた。そして今日午後同病院を退院し、無事自宅に帰還。
６０歳になるまで一度も入院・手術を経験したことはなかったが、６０を１ヵ月すぎた時に「胆嚢炎」を、そしてその３年後の同じ１２月に「大腿ヘルニア」の手術と相成った。これまで入院・手術６０年に０回だったのがその後３年に１回の高確率とは「なんじゃあーこりャアー」と叫びたくなるゼ。今後の健康不安が現実的になったきた。
そもそもヘルニアになるような予兆がまったくなかったのに、いきなり天からダッチョウという名の鳥が舞い降りてきた。ウォーキングから戻ってきて腹筋をやってからシャワーを浴び、そのあとバスタオルで体をふいているとき「あれー、腹が突き出てる」と思ったのが入院前日２６日の午後の話。下腹部右下と右足付け根の間がピンポン玉のように膨れているのだ。触ると痛みとまではいかない違和感を覚える程度。気になりながらも、翌日、妻の友人である看護師さんに電話でこの話をすると、「ヘルニアのようだけど、ともかく救急外来を今すぐ受診したほうがいいですね」と告げられる。
なにせこの看護師さんは以前私が「胆嚢炎」になったときも相談し、「すぐに病院へ行ったほうがいい」とのアドバイスをいただき、それが見事に重篤になる事態を防いだという私にとって足を向けて寝ることのできない恩人。今回も元県立がんセンターの看護師長であり、現在はＨ看護学校の教官の任にある稲本さんの助言を忠実に守ったのは言うまでもない。
ふつう「大腿ヘルニア」は中年女性の経産婦が多いらしいけれど、私は老年男性の未産夫（アタリマエだ！）。何でオレが？である。ヘルニアは俗に「脱腸」とも言うが（椎間板ヘルニアは別）、私の場合、「かんとん」状態にあって、お腹を押しても腸が戻らずに、このまま放置しておくと腸が壊死し、大変な事態になる可能性があるとして、即刻手術が提案された。その後、各検査終了後、私のヘルニアは腸ではなく脂肪組織が飛び出ている状態であることが判明、ただ表皮が赤く感染している恐れがあるため、やはりすぐさま手術をおこなうほうがいいとの判断が下されたのだった。
年末のせわしない中での入院。大掃除は実家・我が家とも窓拭きのみにとどまった。さいわい明日１日の猶予ができたので、３１日は両親・妻・子が眠る墓地の清掃に行くつもりである。今夜は娘とキムチ鍋で退院祝いだ。
|
