暑いくらいの陽気な日があると思えば、冬に逆戻りしたような寒い日があったりと、冬物を手放せない初春である。その冬物のジャージーを着て、昨日の日曜日、娘と生田緑地（川崎市多摩区）をウォーキング。桜が見ごろなだけに緑地東側の駐車場には多くの車が停まっていた。
いつ降り出してもおかしくない空模様の中、午前10時から１時間ほどウォーキングをしたあと、娘が「入ってみたい」と言うので、久しぶりに岡本太郎美術館の中へ。
相変わらず岡本太郎の作品群にはエネルギーが溢れ、観終わる頃にはこちらのエネルギーが吸い取られたような状態に。娘が小学生の頃は一緒に何回か入館していたから、来館は10年ぶりぐらいだろうか。対象をとことん抽象化し、芸術の域まで高めた作品の数々、そして岡本独自の世界観には、好き嫌いを別にして、いつ見ても圧倒される。TARO賞を受けた若き芸術家たちの作品も展示してあり、岡本太郎以上の不可思議な世界に誘ってくれたのには驚いた。
体操の全日本選手権を観た。内村航平選手は髪を短く切り、以前より精悍さを増した印象。体操が大好きなただの「体操小僧」から体操の美と技をとことん追求する「体操の求道者」─「体操家」のような言動と風貌を備えつつある傑物である。リオのみならず、4年後の東京オリンピックでも金メダルを狙ってほしいものだ。
マイアミオープンテニスの決勝戦を録画で観た。世界王者ジョコビッチと戦う錦織圭選手は大事なポイントで攻めきれない、ミスが出る、を繰り返し、またしてもジョコビッチの壁を越えることができなかった。今のジョコビッチに勝つには、ミスをしないで攻めきる力が絶対必要。穴の少ないオールラウンドプレイヤーのジョコビッチのリズムを崩し、王者を押し切るゲームを錦織には期待したい。
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