今朝、バングラディシュのダッカで日本人7人がIS（イスラム国）の武装集団の犠牲になったというニュースが流れた。今やISのテロ襲撃は世界のどこで起きても不思議ではないが、日本人が一挙にこれだけ亡くなると、さすがに日本政府も看過できないだろう、というか、犠牲者の日本人遺族が黙ってはいられないだろう。私など、日本政府に黙殺されたままのフリージャーナリスト・安田純平氏の安否が気になってしょうがないのだから…。今月、知人のKさんがインドに観光旅行するらしい。くれぐれも巻き添えにならないことをお祈りします。
東京都知事選に小池百合子議員が出馬表明した。時の権力者に擦り寄り、現在まで生き長らえてきた小池は金よりも男よりも権力が大好きときているから、世界的大都市・東京のトップリーダーになりたくなったのだろう。それも女性初の都知事となれば、名誉欲も満たされよう。小池が女性初の防衛大臣に任ぜられたときの得意満面の表情が忘れられない。ま、情報漏えいにより僅か２ヵ月で引責辞任する羽目になったが。小池はアラビア語ができるそうだから、命を張ってISの交渉窓口役をやれば、小池の政治家としての力量を評価できるけれども、絶対にそうしたアブナイ選択はしない。
民進党以下の野党の都知事候補はどうなっているのか？千載一遇の好機だというのに、遅くなればなるほど都民にまとまりのなさが印象づけられる。小池と対立できる女性候補が出ればいいのだが、無理であればクリーンなイメージの長妻昭議員しか対抗馬はいない気がする。長島某では小池の敵ではない。
黒木瞳の初監督作品『嫌な女』のテレビ版をDVDで観た。主演は黒木瞳と鈴木保奈美で全６話のNHK作品。弁護士徹子（黒木）と詐欺師夏子（鈴木）の奇妙な友情が軸となって展開される現実と虚構が混じり合う世界だが、ふたりの人物像がやや整合性に欠け、鼻白む場面も無きにしも非ず（特に年下男性に夏子が入れあげるところ。男をたらし込む名手が若造にあしらわれるのはナンデ？）。ただ、私の記憶に残ったひと言が次のこれ─
孤独を連合いにして生きていく
退職して間もない、妻に先立たれた男性に徹子が言う言葉である。なるほどねえ。これからは、私も孤独を連合いに生きていこうと思う。
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