東京都知事選は小池百合子の圧勝に終わり、今はリオオリンピックと高校野球で盛り上がる夏を迎えている。リオオリンピックはいよいよ後半に入った。相変わらず日本勢の活躍が賑々しく報道されているが、以前ほどオリンピックに熱を上げていない自分に少々驚いているのが本当のところ。でもさすがに体操における絶対王者の内村にはドキドキさせられた。団体・個人とも金メダルを獲得して、本人のみならず日本人の多くがホッとしたのではないか。
卓球の福原愛には個人シングルスでのメダルを取って欲しかった。彼女にとって最初で最後のメダル獲得のチャンスだったかもしれない。本当に惜しかった。
錦織圭選手はよくぞ3位決定戦でナダルを破った。マリーに準決勝で敗退したのは残念だったが、モチベーションを保って、難敵ナダルを撃破、96年ぶりに日本にメダルをもたらした。
陸上100メートルの桐生選手は予選落ち。男子1万メートルの大迫選手もまったく歯が立たなかった。前半は柔道・競泳でメダルラッシュとなった日本。これからは世界との力の差を見せつけられるゲームが続きそうである。ま、夕食後にスタートするリオオリンピックはどうしてもタイムリーに観るには体がしんどいことも「オリンピック熱」が上がらない理由なのかもしれない。
メダルを取れなくても落胆することはない。今大会は日本人選手にとって「東京オリンピック」の前哨戦と位置付ければいいのだから。今回メダルを取れなかった有望な若手選手には、2020年の東京オリンピックこそ本番である。東京で金メダルを目指すための貴重な経験の場としてリオを捉えればいい。
リオオリンピックには気持ちが奮い立たない私でも、2020年東京での開催となれば、スポーツへの熱い思いが蘇り、心身が若返るかもしれない。でもさらに4年後だから、老化が進んでもうヨレヨレの可能性のほうが高いだろうけど…。
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