ブラザース・フォアで"November Snow"という素敵な歌がある。まさにこの24日、54年ぶりに「11月の雪」が降った。これまでのわが人生で2度目となる貴重な体験だが、初体験となった10歳時での憶えはまったくない。多分、当時は（11月に降雪があることなど）珍しいことでもなかったのだろう。昔は本当に寒く、よく雪も降った。
雪に見舞われることは少なくなったが、地震は頻発するようになった。22日の福島・宮城を襲った津波は先の東日本大震災を髣髴させ、防災の意識を甦らせてくれた。地震予知に優れるある専門家によると、来年2月までに震度5以上の地震が南関東を襲う確率が高いという。
南関東といえば、川崎はズバリど真ん中である。今日、早速保存用の食品と飲料をラゾーナのホームセンターで入手してきた。「備えあれば憂いなし」とまでいかなくても、憂い少なし、にはなるだろう。
地震大国に居住する私たちはいつでもどこでも地震の身構え・心構えをしておかなければならない。自宅においては、危険な落下物の撤去、身体上の防備、携行できる最小限の貴重品整理など、地震襲来時、的確な判断と迅速な行動が必要となる。パニックで頭の中真っ白では命の危険にもなりかねない。
たとえ予知が外れ、来年の2月までに大地震が発生しなくても、いずれは─近い将来、必ず私たちの街を大きく揺り動かすに違いない。犠牲者の数は何万人と出るだろう。大地震発生のとき、どこにいるかが生死の分れ目。そこは深く考えても仕方ない。定めに従うだけだ。でも、個人でできるリスクマネージメントはしておこう。皆さんもどうぞご準備を。
|
