Bruceのブルースな日々

　WBC準決勝日本対米国戦を昨日観ることができなかったため、今日、夕食をとりながら録画を観た。私はまったく評価していなかった菅野投手がナイスピッチングだった。変化球のキレ─特にスライダーがよかった。あとはエラーを喫したものの、本塁打を放った菊池選手は、あのジョーンズの奇妙なフォームから繰り出される１５８キロのボールをよくぞ捉えた。失投とはいえ、見逃さずスタンドに放り込めたのは気力が充実していた証拠だろう。

 

　WBC準決勝の相手は米国に決まった。注目は全日本の先発が誰になるかである。石川の緩急あるボールは最初のうち効果を発揮するだろうが、慣れてくると失点を相当覚悟しなければならない。一方、菅野では初回から打ち込まれる公算が高い。となると、最小失点で前半の５回ぐらいまで抑えられるのは千賀しかいない。フォークのコントロールが好不調の鍵となる。あとは以前にも述べた通り、則本の投球に期待したい。カブス戦で３者三振に斬って取っただけに、準決勝での先発はなくても、要所でのリリーフないし決勝戦の先発は任せられる。米国相手に打撃で打ち勝つのはシンドイだろうから、投手陣がいかに強力打線を封じ込められるか、それが勝敗の分れ目となる。