先週末友人と飲んだ時、安倍晋三・昭恵夫妻のことが話題となった。友人は「昭恵さんがもう我慢できず、証人喚問に出て真相を話すと涙ながらに夫に訴え、その結果、安倍首相は妻の意を汲んで、国民に関与を認める決断を下して、総理も議員も辞めるんじゃないか」と半ば冗談ともつかぬ予測を述べた。
おいおい、それじゃあ安倍首相夫妻の好感度がアップして、辞めても、安倍首相待望論が出て来てしまい、すぐに政権復帰しちゃうじゃないか。そんな夫婦愛など、あの安倍晋三が「良い人、良い夫」であるはずがない。私は友人にこう言った。
「その可能性よりも、安倍首相のほうが涙ながらに昭恵夫人に、証人喚問に出ても関与を全否定するように頼むんじゃないの。安倍が政権の座をやすやすと手放すわけがないよ」
さて、友人と私は、昭恵夫人の証人喚問は避けられない、との前提であったが、安倍首相は今のところ妻の証人喚問要求に応ずるつもりはないようだ。ま、当然だろう。籠池前理事長との関与をないものとするためには、昭恵夫人の証人喚問は是が非でも避けたいところ。何といっても、この事件が明らかになる前に、少しでも関与があれば、首相も議員も辞める、と安倍は大見得を切った手前、妻が少しでも関与を認めるような発言をしてしまえば、安倍本人は首相の座から下りて、政権から去らなければならぬ可能性が出てくるからだ。
野党がどこまで安倍政権を追い詰めることができるか。このまま与党側に幕引きをされてしまったら、ますます国民から「野党はだらしない」という評価が定着。安倍への支持率は一時的に下がっても、喉元過ぎればナントカで、時間が経てば忘れてしまう国民性により、安倍政権は体勢を立て直し、東京五輪まで生き延びていく結果となろう。ここは、政権崩壊へと追い込む千載一遇の好機を野党が掴むか、それとも逃すか、が大きな眼目である。
先週の土曜日、買物を共にした娘が「今日はこれからボルタリングをやりに行くんだ」と言った。その様子が翌日私のスマホに届いた。垂直よりさらに体側に傾いた突起物のある壁を娘が攀じ登っていく動画である。いやあ、初心者であれだけ登れるとは。親バカとはいえ、娘の運動神経と体力には感心した。
このボルタリングというスポーツ、今や流行の兆しさえ感じるほど、街のあちこちに施設がオープンしている。娘が楽しんだ場所は隣町の鶴見市場だし、私の実家近くにもボルタリング施設があることを最近知った。私もチャレンジしたい気持ちはあるものの、多分壁にへばりついたまま、その後はどうにも動けず、惨敗の醜態をさらけ出しそうなので、ちょっと踏み出す勇気がね…。
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