先週の金曜日、友人と野毛で軽く飲んでから、桜が満開だという大岡川沿いを歩いた。夜空には満月と半月の間くらいの月が明るく輝いていた。軒を連ねる屋台に吸い込まれた大勢の夜桜見物客。何年ぶりだろうか。久々に花見気分を味わうひとときとなった。
その後、大岡川から少し外れた場所でBARを開いている卒業生Yさんの店「TOTORO」に立ち寄った。友人はバーボン、私は生ビールを飲みながら、しばし懐かしの高校時代（県立釜利谷高校）の話題に。
彼女は運動神経抜群のテニス部のホープだった。が、脚の怪我でテニスを断念、退部を余儀なくされた。細くて小柄、すばしっこさが際立ったYさんも、今では数々の経験を乗り越えた証ともいえる逞しさと貫禄が漂う４４歳。
中島みゆきの「糸」を友人とデュエットするYさんのハスキーな歌声は実に魅力的。優れた運動選手は歌が上手いとの定説は当たっている、と思いながら、二人の見事なハーモニーにじっくりと耳を傾けた。
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