北朝鮮のミサイルが我が国の上空を通過した。約２０年ぶりの北朝鮮の暴挙。北の暴君が何を考え、何をやらかすか論理的に掴めないところが恐ろしい。一方、北にとっての仮想敵国・米国のトランプ大統領も何を考え、何をやらかすかわからないから、恐怖心が倍加倍増する。北朝鮮と米国とのチキンレースの犠牲になぜ日本がならなきゃならないのか、大方の日本国民は理不尽さを覚えることだろう。
それもこれも安保法制が通過したからだ。米国は友好国であっても、アメリカファーストだから、遠い国の非白人社会のアジア人のために命をかけて守ることなどするはずもない。しかし、安倍政権は友好国・米国を守るために日本人の命を捧げようとする。誰が愛国者だ。米国に加担すれば真っ先に日本が狙われるのは、北朝鮮の理屈からすれば当然の帰結だろう。
今こそ冷静な政治的判断が求められよう。そもそも原爆をふんだんに持つ米国が原爆を持とうとする北朝鮮を「持つな！」と言っても説得力ゼロ。国際的に孤立無援状態になりつつある北朝鮮にとっての命綱が核武装となるのは当たり前。段階的に核廃絶に大国から参画していく手本を示さない限り、北朝鮮に限らず、現世界から核戦争勃発の危機感はなくならない。
２６日は妻の命日。午前中は買物帰りに深花園に寄り、お墓用と自宅用の仏花を求める。帰宅すると、村山さんから「静美さんにお供えしていただけたら」とのメモ書きと共にお菓子が玄関前に。妻のことを忘れず、毎年欠かすことなくお供え物をくださり、心から謝意を表します。大学院での修士課程を今春修了したとの由。保健師の激務をこなしながらの奮闘の日々だったと推察いたします。おめでとうございます。そしてお疲れさま。
午後、娘と寿福寺へ。妻も子も父母も眠る墓前で娘と手を合わせる。私は今月６日の盆法要で菩提寺に来ていたが、娘は久しぶりの墓参り。１９９８年の夏から１９年、当時２歳半だった娘も２１歳を過ぎた。父親は決して母親の代わりは務まらない、子供にとって母親は絶対無二の存在、と痛いほど思い知った歳月であった。ここ最近、妻の夢をよく見る。その容姿は無論若いままである。
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