2006年9月、川崎市宮前区梶が谷で帰宅途中の女性（27）が暴漢に刺殺されるという痛ましい事件が起きた。犯人は捕まらず、11年が経過し、事件解決は遠のくかと思われたが、服役中の男が犯行を自供し、供述の裏づけがとれたのち殺人容疑で逮捕した、とのニュースがテレビで流された。
私はこの被害女性にいささか憶えがあり、この事件が発生した当初はひどく驚き、あまりの惨たらしさに言葉を失った。パティシエになる夢を持ち、その希望ある前途を突如として非道な行為で奪われた。本人の無念はいかばかりであろうか。ご両親の喪失感の深さは私たちの想像を絶するところであろう。
私は県立生田東高校で教鞭をとっているときに、黒沼由理さんを知った。1，2年生のリーダーかグラマーの授業だったと思う。特に目立ちはしなかったものの、ノートをきちんと取り、授業に耳を傾ける真面目な生徒だった。物静かな佇まいと、柔らかく微笑む黒沼さんの姿が今も印象に残っている。
改めて黒沼さんのご冥福をお祈りいたします。合掌。
カリフォルニア州の山火事が大変な事態になっている。ここ数日テレビはその被害の深刻さを取り上げているが、日本で報道される前に、私はカリフォルニア州ロスガトス在住のＡさんから山火事の模様をラインで知らされていた。
Ａさんはラインで現地テレビのＮＢＣニュース（Bay Area)の画像を送ってくれて、カリフォルニア州北部の５ヵ所で山火事が発生し、広範囲に燃え広がっている様子が私にもわかった。
「まだ燃えている」
「ここからだいぶ北だけど、空がhazy です。私の目も痛い」
「こちらは凄く乾燥しているので、自然に燃え出したりするし、１度火がつくとあっと
いう間に燃え広がります」
とＡさんは“実況中継”してくれた。山火事は「自然の同時多発テロ」だと思った。時と場所を選ばず、無差別に燃やし尽くす。地震も怖いけど、山火事もコワイ！
|
