来月からいよいよピョンチャンオリンピック（平昌冬季五輪）が始まる。が、あまり盛り上がりの気運が感じられない。目立ったスーパースターの活躍が心待ちされていないからだろうか。フィギュアスケートの羽生結弦は怪我で期待薄だし、ジャンプの高梨沙羅も今季のワールド杯で優勝がなく、女王としての存在感を見せていない。
オリンピックの話題として気になるのは、韓国・北朝鮮の合同参加がどういった方向で進んで行くのか、といった程度。北朝鮮は本当に巧みな、というか小ズルイアプローチで韓国を翻弄している。南北統一が朝鮮民族の悲願であるのはわかるが、明らかに米国を牽制・排除し、韓国を政治利用して、現在の内外における劣勢の局面を撥ね返そうとしている。
北朝鮮はしたたかである。目的（国家）のためには手段を選ばないオプションを平然と実行する。ある意味、敵に回すとしつこくて粘っこい嫌な相手が北朝鮮である。ともかく、政権を批判する勢力やジャーナリズムが不在の独裁国家。民主的・人道的権利などなきに等しい。個人の基本的人権が剥奪されたいわば「後進国」だが、日本も安倍政権以後、全体が「北朝鮮化」（後進国化）しているから、ボーッと呆けてはいられない。
小泉純一郎が「原発ゼロ」運動に注力している。市民と連携した無党派でハト派政治家の結集を期待したい。できれば、「原発ゼロ＝自然再生エネルギー」の旗の下に新党が結成され、その党首に小泉進次郎が就くといい。一気に核廃絶の国際世論を味方につけ、新しい平和的な未来が拓けて来る。自民党内部から「安倍一強」を弱体化させ、今年実施される自民党総裁選での安倍晋三の３選を阻止し、後進国化させた安倍政権を打倒したいところだ。
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