平昌オリンピックもいよいよ後半に入った。この週末にかけてようやく金メダリストが誕生した。フィギュアスケート男子の羽生結弦選手とスピードスケート５００メートルの小平奈緒選手は本命中の本命であったものの、本命でも勝てないのがオリンピックという舞台、よくぞ獲ったといえよう。心技体の完成度が相当高くなければプレッシャーのかかる五輪での金メダルはなかなか手にできない。特に羽生選手は怪我を負ってから３ヵ月後のぶっつけ本番状態でのゴールドメダル。技も心も凄すぎて、語る言葉がない。
すでに日本チームの獲得したメダル数は長野オリンピックと同じ１０個。だが、五輪前に予想した金メダル５個以上にはほど遠い前半戦となっている。だいたい予想が楽天的すぎる。私は小平の５００メートルと女子パシュートの２個がいいとこではないか、と思っていた。今回は思いがけない伏兵のメダルがないのがさびしい。予想外の活躍が見られると興奮度がアップしていくのだが…。有望・有名な選手を喰う下位・無名な日本選手の下克上的躍動を是非見てみたいものである。
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