国会論戦が再燃してきた。とうとう安倍総理を追い詰めるチャンスが到来した。森友より加計学園問題のほうが安倍辞任、内閣総辞職に追い込む可能性は高い。だが、追及がヌルイ野党ではそうはいかず、とり逃がす可能性のほうが高いか。こうなれば、野党より自民党内部からの反安倍勢力に期待した方がいいのかも。
ともかく、北朝鮮問題が取り沙汰される前に、安倍総理を追い詰めないと、間違いなく取り逃がしてしまう。森友、日報、加計のありようを見ての通り、各省で隠蔽改ざんが常態化した事態を生み出した安倍政権はアウトである。即刻退陣してもらおう。
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が大活躍している。メジャーに適応するには時間が必要、と見る向きが一般的だっただけに、誠に嬉しい誤算である。二刀流について、プロでは前例がほとんどないだけに、大谷はいばらの道を承知で踏み込んでいるとの本人の弁を聞き、体同様心の器がでかい、と私は思った。
さらに、あと２年ほど待てば、２００億円以上の超大型契約も可能だったにもかかわらず、その100分の１の金額でメジャーに移籍した事実は、誰しも「金縛り」にあうのが常の現実に、純粋な野球少年の心意気を大谷は見せてくれ、私に一服の清涼剤を与えてくれた。
それに比し、野球解説者の張本勲は清々しさの欠けらもない。TBSテレビの『サンデーモーニング』は以前から視聴している情報番組だが、ここでスポーツ解説しているのがこの張本である。現役時代は自らの成績を上げることしか考えず、フォア・ザ・チームの精神などどこ吹く風と勝手流を押し通したプレーヤーが、この番組でも放言し放題で、独善極まる解説はほとほと嫌気がさす。
特に、前回の番組内で、3戦連続のホームランを放った大谷を「まぐれなのか、米国のピッチャーのレベルが落ちたのか」と揶揄嘲弄するような発言に吃驚仰天した。
─3戦連発をまぐれで打てるわけないだろ、ハリさんよ。それにサイ・ヤング賞を二度受賞しているクルーバー投手も打ち砕いているんだぜ。
何をかいわんや、張本に大カツである。張本は『サンデーモーニング』から即刻退場願おうではないか。もはや正当に評価できないこんな偏屈ジジイの解説に耳を傾ける気にもならない。
さて、大谷は今後長いキャリアをメジャーリーグで積み重ねていくことだろう。いいときも悪いときもあろうが、大谷の野球へのピュアに打ち込む姿勢は洋の東西を問わず、野球ファンの心をときめかせるに違いない。大きな怪我がないことだけを祈りたい。
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