日記


Bruceのブルースな日々

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2019年6月28日（金）
議論を深めたい「日米安保条約」

　昨夜、友人のＴさんと川崎の「あしびなー」で飲む。いろいろ話す中で、コラムから１文を削除することとし、今日実行した。あの頃の懐かしい記録はもう記憶だけに留めようと思う。

　トランプ米国大統領が不公平を理由に「日米安保条約」を破棄したいと述べたとか。また日本に揺さぶりをかけてきた。さらに金を巻き上げようとの魂胆だろう。トランプはヨーロッパのＮＡＴＯでも中東でも軍事費の米国負担に不満を漏らしている。

　トランプは米国大統領としてではなく、米国を会社と見立て、その社長的感覚で他国との収支のバランスが悪いと、「なぜウチのほうがそんなに金を出さなくてはいけないんだ！」と文句をつけるのである。自社(自国）第一主義で、我が社(国）だけが儲かればいい、という感覚だ。

　自社（米国）にとって一見良さそうにみえるが、この社長、ケチで強欲で下品ときて、倫理観も道徳観もないから、他社（他国）から信頼も尊敬もされず、中長期的には自社（米国）のためにならない。さらに、私腹を肥やすばかりで、利益の再分配はしみったれており、自社の社員（つまり米国民）の給料は上がらず、豊かになるのはトランプ一族が占める役員ばかりとなる。

　これを機に、日米安全保障条約に関する議論を深めるのも悪くないだろう。マスコミの果たす役割が重要であるけれども、権力に弱腰のマスメディアでは期待感も先細るのが本音といったところか。

　過日、五輪チケットの抽選発表があったが、見事に落選した。正直ホッとした。それはそうだろう。私の申し込みチケットは２枚で108,000円という高額だ。購入希望したものの、なんでこんなに高いんだ!東京五輪は庶民のオリンピックじゃないのか？と怒りに似た疑問と後悔を覚えつつ、スマホで申し込み入力をしたからだ。

　こんな高額チケットが横行する日本は金満平和国家だ。年金の不足が2000万円だろうと3000万円だろうと、平気の平左の人間が4割ほどいるらしいから、冥土の土産に東京オリンピックを観に行くお年寄りが大勢いるならばまことに結構。でも、金のない人間にはとんでもない料金設定である。オリンピック熱に冷水をかけられ、平静に戻るのもいいことかもしれない。

2019年6月24日（月）
野党の「ピンボケ追及」に余裕ありありの安倍・麻生

　国会での党首討論も、野党党首の「ピンボケ追及」により、安倍・麻生のＡＡ（エエ）加減な坊ちゃんコンビに余裕を与え、ますます調子づかせたようだ。結局、衆参同時選挙の目はなくなり、安倍政権を叩き潰す好機は潰えた。

　「年金２千万円」問題はどうにも論点がズレていないか。そもそも年金だけでは老後が賄えないのは自明のこと。それはそれとして、国民一人ひとりが安心安全な老後を暮らせるように、国は何ができて、何ができないのか。年金以外で生計を立てる道筋を提示するのが政治ではないのか。リスクのある投資を勧めるような金融ブローカーもどきの提案など笑止千万、いったい誰の手先なんだ？

　福祉が行き届く北欧の国など、老後の蓄えなどしないという。その代わり、日頃から税金を多目に払う。日本はこれから消費税が上がる。アジア諸国と比べてダントツに物価は高い。毎日の生活だけでも大変な上に、老後に２千万円以上蓄えなさい、と国は言う。それはつまり、貯蓄できない者は長生きする資格なし、と言っているのと同じではないか。

　安倍や麻生（その他多くの世襲議員）に年金の心配などあろうはずもない。資産はあり余るほど持っていて、金の苦労などしたこともない人間に、富裕層の気持ちはわかっても、貧困層のそれは想像すらできない。富裕層に優遇措置が厚いのも充分頷ける。昔の政治家には私腹を肥やさず、私財を擲ち、国のため、人のために生涯を捧げた人がいたが、もはや政界には「絶滅危惧種」なのだろう。本来、そうした人物こそ政治家にふわさしいはずなのに。

　最新の軍事力ランキングでは前年度８位から６位に日本は躍進している。世界に誇る「平和憲法」を有し、不戦を誓う我が国の軍事力が世界で６位って、実にヘンな国である。それだけ人殺し兵器に膨大な税金を投入している証左だろう。

　自国防衛の名の下に攻撃兵器を増強する安倍政権。前回の日記で触れたように、米国の言いなりになって、ポンコツ戦闘機に１兆円強を支払うって、税金の使い道が違うだろう。１兆円の巨額を福祉や教育などに活用すれば、どれだけの国民が救済されるのか、一顧だにしない米国盲従・沖縄差別の現政権に、私は何の幻想も抱かない。