ドナルド・トランプの行動は来年の大統領再選を狙ったパフォーマンスと思えば、「偉業」でもなんでもなく、ただただ鼻白むけれども、米朝ばかりが最接近し、友好ムードを撒き散らす中、北朝鮮との交渉の場にもつけない安倍晋三総理はいったい何をやっているのか。よもや本気で拉致問題を解決するとは言わないでしょうね。
「左足でブレーキ、専門家が警鐘」（福井新聞ONLINE)を読んだ。踏み間違い防止の観点から、左足ブレーキの合理性を認めつつ、①踏み加減が調整しにくい②アクセルとブレーキの２つのペダルを同時に踏んだり、左足で頻繁にブレーキを踏むことでブレーキの利きを損ねる、といった理由を挙げ、左足ブレーキは「長年の経験で体が覚えている人だけ。不慣れな人はとっさに反応できず、かえって危険なので絶対にやめてほしい」（ＮＰＯ法人・高齢者安全運転支援研究会・平塚雅之事務局長）との意見で記事を締め括っている。
①の指摘について、誰でも初めて左足でブレーキを踏むと、ギクシャクして、なめらかさもこまやかさにも欠ける踏み方になる。当然、多少の練習は必要である。ただそれはどんなことにも慣れるために求められる要素であって「長年の経験で体が覚えている人だけ」しかできない特別・特殊な技量ではない、と私は思う。
②に関しては、走行中、ブレーキに左足を乗せてアクセルを踏むのは、やむを得ない状況（見通しの悪いカーブや人や自転車が多い商店街等での走行）を別にしてＮＧだし、左足だからブレーキを頻繁に踏むというものでもない(右足ブレーキでも頻繁に踏む人はいる）。それは単に誤ったブレーキ操作であって、左足ブレーキによる弊害ではないだろう。
前期高齢者である私はついこの間までオートマチック車（ＡＴ車）を3年ほど運転し─つまり左足ブレーキを実行していたが、現在マニュアル車（ＭＴ車）に乗っている（ＡＴとＭＴを数年毎に乗り換えることが多い）。安全に乗り継ぐには左足ブレーキから右足ブレーキに慣れる必要があるので、数日は慎重にハンドルを握るけれども、車に馴染んでしまえば、何の違和感もなく、左足クラッチ、右足アクセル、ブレーキを操作している。1000キロ以上実走行した今、ペダルの操作ミスは一度もない。
左足ブレーキの有効性は、実際にやってみて初めて判るのではないか。慣れたら右足ブレーキより安全かつ有益であると実感すると思う。
左足ブレーキについて、冒頭の専門家は「かえって危険なので、絶対にやめてほしい」と断じた。ただし、「不慣れな人は」と言っている。「走る凶器」に不慣れでは本人も周りも危険である。「不慣れが危険」は、左足ブレーキに限ったことではない。
左足ブレーキの実践者の声を待ちたい。
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