横浜市のカジノ誘致に関して、市民の大多数が反対しているにも関わらず、林文子横浜市長（７３）は、横浜市の財政確保を理由に「統合型リゾート施設（ＩＲ）」誘致を進めようとしている。
いわば、横浜市が賭博の胴元（または元締め）になって、寺銭稼ぎをしようとする話だが、どのくらい稼げるかわからない「アブク銭」を市の予算に組み込もうというのだから、なんとも不健全きわまりない。
元ＢＭＷ自動車販売員として、5年間で400台を売り上げたトップセールスレディの林市長なら、巨大国際都市ヨコハマの財政を豊かにする手立てなどほかに考えつきそうなものだが、もはや寄る年波に勝てず、アイディアも意欲も出涸らし状態であるなら、ここらで身を引いたほうがいいのかもしれない。
そもそも市民の声に耳を傾けられなくなったら、市長として失格である。それじゃあ安倍ソーリと同じではないか。市民のために何が正しく、何をすべきか、常に謙虚に自問する姿勢が行政トップには求められるのだ。
林市長も当初、既存政治家特有の悪臭（しがらみ、癒着、権力志向、おごり、独善等から発せられる腐った臭い）を感じさせなかったので、市民の視点で市をリードしていくことが期待され、2009年に中田宏から引き継いで市長になった。だが、自民党が相乗りした2013年の市長選から雲行きが怪しくなり、現在は3期目に入って、明らかに例の政治家の「腐敗臭」が漂い始めている。
「腐敗臭」を辺り構わず撒き散らしているのが、安倍晋三率いる政権集団である。改竄、隠蔽、捏造、でっち上げなどお手のもので、官僚をアゴで使って、都合の悪い真実は無きものにしている。警察・検察は現政権の番犬だから、ご主人様の言うことしか聞かないので、まったく当てにならない。
といって、野党、マスコミはいつまで経ってもノラリクラリの安倍・菅コンビを追い込めず、今日でもって臨時国会の会期が終了する。「桜を見る会」の違法性、道義的責任がどこまで追及できるのか、今後も失望しない程度に見定めていこうか。
以前、入院手術した部位が再発。痛みはないので、目下自己判断で経過観察している。悪化したら、徒歩20分の病院で受診するつもり。せめて暮れから正月にかけて異変がないことを熱願するばかり。
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