安倍総理が国民5000万世帯にマスクを2枚ずつ配布するという。その額最低でも215億円（その後466億円と公表）と聞くと、全員に行き渡る訳でもないマスクに巨額を投ずるのは費用対効果としてどうかと思う。より効果的・直接的な医療・経済対策に充てた方が有益ではないか。相変わらずピントがズレまくっている我が国のリーダー。
今朝、東京都内へ出勤する娘のためにマスクを買おうと、ダイス1階の化粧品店の前に並んだ。すでに10人以上が「離立」（ソーシャル・ディスタンシング）どころか数珠繋ぎ状態で、ここに無症状感染者がいたら、オレなんかお陀仏だな、と思いながらその列に加わった。この店は特に枚数制限せず、客の要望に応じてマスクを販売しているので、私の後ろに並ぶ約20人ほどの人たちが手にできる保証はないなと思った。
マスク1枚300円（税別）×７枚を入手。3〜5回は洗って使えるとのこと。娘がこのマスクを使用している間、私はこれまでのマスクを丁寧に手洗いして使い回すつもり。本来であれば、使い回したマスクの効用は薄い。が、効果はなくてもつけている安心感があるし、マスクをしないで集団に入る罪悪感はない。マスクなしで泰然としていると、人の視線を痛く感じるときがあるから、自分のためというより、ひとのためのマスクでもある。
空気感染するウィルスではないそうだから、外を歩くときはマスクをしない。クラスターをつくる場所─公共交通機関、スーパー、売店等ではマスクを着用、人と接触する際は2メートル弱の距離を心がける。肝に銘じたいのは小まめなアルコール消毒と帰宅後の歯ブラシ。歯ブラシはヘタなうがいより滅菌効果があるという。
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