緊急事態宣言が発出後、首都圏の外出自粛ムードが高まったようであるが、短期で収束させるには「人との接触機会を8割以上に減じる」までにはほど遠く、このままだと感染者増加に歯止めがかからず、長期戦に突入してしまうのは必至である。
まだまだ日本人は本気度に欠けている気がする。このままでは我が国存亡の危機となるのでは、と心底心配になる。こんな時、折悪く首都圏が大地震にでも見舞われたらどうなるか─日本壊滅、滅亡。想像しただけでも背筋も血も凍る事態である。どうか地震だけは今来ないで、と不可知論者の私が思わず神頼みしてしまう。
この1,2週間で、感染者が爆発的に顕在化するだろう。すでに医療現場は大混乱の兆しがある。医療資源を早急に充実させなければ、医療体制が崩壊、死亡者数が増大するのは間違いない。今すぐに資力を注いでPCR検査を大規模に実施し、巷に徘徊する「ゾンビ」を隔離してほしい。
「高齢弱者」の天敵ともいうべき、普通の顔をした「コロナゾンビ」（無症状感染者）が巷にウヨウヨしているから、私たち高齢者は出歩いてはならない。いつなんどき「コロナゾンビ」と接近遭遇するかわからないし、どこにウィルスが付着しているかもわからない。買物であっても、人が固まる空間には入らない。空気感染しないといわれていたが、大気中に吐き出されたウィルスが３時間生き残っている、との専門家の声もある。ウィルスは耐性をつけ、進化・変異していくから恐ろしい。屋外の風通しのよい場所以外、人がいれば感染するリスクが常につきまとう。
今後、多くの死亡者が出るようであれば、政治の責任は大きいと言わざるを得ない。欧米諸国の初動の遅れから適切な対応を導き出せなかった安倍政権は万死に値する。新時代の幕開けは「令和」でなく、身が凍るような「冷和」だった、と後世で語られるのだけは願い下げである。
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