自民党議員の不祥事が後を絶たない。河井克行、案里夫妻による買収事件の全体像を知るにつけ、その大胆な現金バラマキの手口が前法相の夫によるものというから驚いてしまう。
さらに党本部から参議院選挙支援として、初出馬した案里候補に1億5000万円もの巨額が拠出されたという。同じく出馬した同党現職が安倍総理とソリが合わないから、追い落としをかけ、案里候補の必勝を果たすべく注ぎこんだ資金らしい。買収の始まりがそこだとすると、安倍総理の任命責任程度の話ではなくなる。
安倍政権が誕生した以後、昔ながらの強権拝金主義がまかり通っている。それも露骨に何度となく不祥事が起きても、口だけ「責任は全て私にあります」と言いつつ、一切責任を取ろうとしない安倍総理。この日誌で私はどれだけ安倍の悪政を批判しようと世の中は看過容認し続けている。現代七不思議のひとつにでも上げたいくらいだ。
だが、安倍総理は若者たちに支持されている、とのネットニュースを先日目にした。結局、批判されても、それに耐えて前に突き進む姿に共感するという。ほんとかよ、と俄かに信じがたい記事だったが、どうやら批判する人間たちは若者にとって「ダサい」「ウザい」存在として見えるらしい。揚げ足取りをし、足を引っ張って、邪魔をするウザくてダサい「いじめっ子」として、批判勢力─野党その他の現政権不支持者を見做すというのだ。
これを聞き知った安倍総理の高笑いが聞こえてきそうである。芸能人好き、若者好きは昭恵夫人ばかりではない。夫・晋三も大好きである。意外に似た者夫婦なのだ。
私の頃は、若いというだけで反権力であり、反与党だった。今やイデオロギーを闘わす時代ではないものの、リベラリズムは若者こそふさわしい、と信じて疑わなかった。それ故に、18歳被選挙権は保守政治に風穴を開ける好機だと思った。
もはやとんでもない幻想なのか。どうも現代で最もリベラルなのは50代以上らしい。笑っちゃうね。身内と自分の支持者だけを厚遇し、自らの偏った政治信念を実現するためには人と手段を選ばず、違法行為もなんのその、アベノミクスにより国家予算をジャブジャブにして、将来の子どもたちに莫大なツケを背負わせる安倍総理を支持する若者たち、ああ、お先真っ暗、世も末である。
昨日、長患いしていた奥歯右下を抜歯した。なかなか血が止まらず難儀した。昨夜からおたふく風邪にかかったように右頬が腫れた。それは今日も続く。今後も歯の治療は続く。歯周病は厄介だ。重度の歯がまだ2本。総入れ歯もそう遠くない？
昨日、娘の元に勤務先から解雇通知が届いた。本人いわく「会社に貢献していたのに」と首を斬られたことにショックを受けている様子。7月いっぱい休業、と聞かされた時点である程度予測はつき、半ば覚悟していたと思うが、現実に突きつけられて落ち込むのも当然といえば当然。これからの職探しが大変だろう。
都知事選、山本太郎が立候補した。立候補した理由はよくわかる。でも、直情径行すぎるよ。勝てなくてもいい、ひとつのステップ、問題提起できれば、が本音としか思えない。果たして戦略的にどうなのか。オリンピック中止。それは筋だろうけど、 簡単にシニアの楽しみを奪ってくれるなよ（笑）。山本登場で、都知事選が小池のワンサイドゲームにならず、俄然面白くなってきたが、小池有利は不動だろう。
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