大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、福岡の６府県が非常事態宣言を解除、東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏は来月7日まで引き続くという。五輪組織委員会のトップが橋本聖子に決まったが、こんな中途半端な政府によるコロナ対策では東京五輪も今夏の実施は絶望的と言わざるを得ない。
本気で東京五輪をやりたいのであれば、徹底的にコロナを抑え込む対策を次々と投ずるはず。ところが、打つ手は生半可でぬるい方策ばかり。その証拠に東京では未だ感染者数は300人を超え、医療現場の逼迫情況は深刻である。現況を見る限り、来月7日に首都圏を解除すれば、さらなる第4波のコロナの大波が早々に押し寄せるに違いない。そうなれば、五輪開催の道をひらく画期的・効果的立案と実行がなされない限り、今年度五輪実施の息の根は確実に止まる。
期待のワクチン接種もこのコロナを早急に封じ込む切り札にはなるまい。現行政府の決断力と実行力では、日本人の多くが効果的な2度の接種を受けられるようになるには果たしていつのことになろうか（嘆息）。
心から五輪開催を願っていた私だが、五輪を誘導してきた我が国のリーダーたち─政権与党の自民党議員たちや小池東京都知事らの不誠実さと無策ぶりにはほとほと愛想が尽きる。いまさら、ダケドネ。
またしても官僚たちの首相への忖度による犯罪が表面化した。安倍前首相から忖度犯罪が常態化しているのではないか。やっていることが露骨極まりない。実際は飲食代どころか多額の金がばら撒かれているのでは、との疑念も湧いてくる。徹底した追及が待たれるものの、「モリ・カケ・サクラ」疑惑も追及を逃れてきた自民党政権は、同じようにノラリクラリと野党の追い込みを交わし、早めの撒く引きを図るのだろう。まったく国民はバカにされ、ナメラレタもんである（この「日誌」で何度も発していて、自らの表現力の乏しさにウンザリ）。
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