昨日、台風８号が伊豆半島に上陸後、あっという間に東京・神奈川エリアを通過して行った。風の音が静まった夜、ベランダに目をやると、ヤマボウシの鉢が倒れ、土がこぼれていた。他の小さな植木鉢は室内へ運び入れていたが、まさか横倒しになるとは。次回はヤマボウシ、おまえさんも室内へ避難だね。
旧統一教会と自民党の腐れ縁は岸信介、笹川良一以降綿々と続いている。統一教会は1990年代に「霊感商法」で一躍悪名を轟かせたものの、その後、世界平和統一家庭連合と名称変更し、さらに巧妙悪質な勧誘で信者を呼び込み、金をむしり取り、私腹を大いに肥やしてきた「犯罪カルト集団」である。
この反社会的ともいうべき教団と接点のあった議員の8割が自民党議員であるという。最近内閣改造し、新しい大臣・副大臣・政務官等が任命されたけれども、20人が教団側と何らかの関わりがあることが判明した。
岸田総理、安倍元総理が殺害される原因となったカルト教団ですよ。金を騙し取られ、家庭崩壊に至った日本人家族が何世帯もあるのですよ。この事態の深刻さを鑑み、関わりのある議員は事前申告し、任命を辞退すべきなのに、平気のへいざでポストにしがみつくあさましさ。この閣僚たちのありよう、岸田総理も舐められたもんですね。Shame on you!
岸田総理の馬脚も露わになり、日本のリーダーとして先行き不安と不信しかないが、まずは旧統一教会との関係を党としてきちんと調査し、その結果を明らかにして、今後一切手を切ることが肝要だろう。ただ、保守派が主流を成す自民党にとって、教団の教理は反共産主義、家庭教育重視という戦前戦中の理念と合致するので、果たして完全に肘鉄砲を食らわすことができるかどうか。これまでウィンウィンの関係で結びついていたのは明白だからだ。喉元過ぎればなんとやら、で、再びズブズブの関係が復活しかねない。旧統一教会の息の根を止めるしかないだろう。
神仏は頼るものではなく敬うべきものである、という程度の認識から出発する私に宗教を語る資格はないが、宗教は常に弱者に寄り添う教理と活動でなくてはヘンだと思っている。金を奪いつくし、家族のつながりをぶち壊す先にどんなしあわせがあるのか、旧統一教会関係者に問いたい。この不条理な社会にあって、自分の在るべき姿は何か、と揺れ動く人たちの心につけこむ、聖人ヅラしたペテン師宗教家は卑劣極まりなく、最も堕落した存在と言えるのではないか。
|
