とうとう軍事大国へ突き進んで行く道を選択した我が日本。国民が選挙で自民党・公明党に政権を担わせた結果である。これで、ますます子育て環境は後進し、子を産んで育てたいという若者は減り、我が国の人口は減少、税収入も大きく右肩下がりとなろう。
防衛費は今後膨らむ一方で、5年後には現在の2倍となる11兆円だが、ＧＤＰ2％の枠など関係なく、兵器の借金も積み重なって、さらに増額の一途を辿るだろう。先制攻撃の費用など、これで満足という線引きなどできるものではない。次々に最新兵器を装備したくなるもの。仮想敵国が中国や北朝鮮だから、負けないためには、そのうち核兵器も抑止力として必要だ、と言い出すのではないか。
我が国はこれで米国、中国に次ぐ世界第三位の軍事大国になる。これが先の大戦で原爆を二つも落とされ、多大な犠牲者が生じた国の進むべき道なのか。戦争で亡くなった御霊も浮かばれない。平和憲法などないに等しい。やりたい放題の自民党、というより、防衛政策を重視する安倍派寄りの政治を実行する岸田政権。岸田総理がこれほど節操がなく、無定見な政治家とは思わなかった。
今後一層私たち庶民の暮らしは厳しくなるだろう。増税の波状攻撃が、近い将来待ち受けている。どれだけ防衛という名の軍需産業界に投資・貢献しなければならないのか。給料は上がらないから結婚できない、といって、物価高で一人暮らしも大変、結婚しても子育て費用や教育費が高いから子どもが持てない。こうした国民の声を無視して、米国の言いなりになり、中古の無人偵察機グローバルホークや役立たずのイージス・アショア、欠陥だらけのオスプレイに莫大な無駄ゼニを投入している。こんなしょうもない装備に何千億円もかけるなら、保育や介護の待遇改善に回せと言いたい。国民に目を向けない政治家たちの春は、この先まだ続く。
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