今年も慌しく終わった。年々時の流れが速くなっていく。目標は人生80年（つまり余すところ10年）。来年こそ、おろそかな日を減らし、一日いちにちを有益に過ごして行きたいと思う。何はともあれ、無病息災、是好日。
今年の記憶に残る言葉（の一部）を紹介し、晦日の記としたい。
・自ら知る者は、人を怨まず （荀子）
・死の恐怖に侵されず人生を生きろ／人の宗教を貶めるな／他人の考えを尊重し、私見 にも尊重を求めよ／人生を愛し、満たすべく努め、自分の周りを彩れ／長く生き、大切な
人に尽くせ／臨終に際しては死の恐怖に囚われた者になるな／まだ時間が欲しいと後悔に嘆く者になるな／賛歌を口ずさみ、英雄の帰還するが如く逝け
（アメリカ先住民ティカムサの言葉）
・人は弱いから群れるのではなく、群れるから弱くなる （竹中労）
・事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけだ （ニーチェ）
・何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる（スティーブ・ジョブズ）
・女性は天使であるが、夫婦生活では悪魔である （バイロン）
・沈深牛のごとし （高村光太郎）
・至誠沈勇の人 （小林信三）
・地獄への道は善意で舗装されている （ヨーロッパのことわざ）
・不正への沈黙は抑圧者への加担である （ジネッタ・セーガン）
そして、私の娘が結婚出産した年となったので、日本ＴＶドラマでの結婚を巡る言葉を上げて締め括ろう。
・結婚とは、愛し合う他人同士が分かり合いたいと願い、共に年を重ね、互いの変化を慈しみ、それでもなお、分かり合えないことを知る営み。古来、人類がくり返して来た、永久に続く愛情への無茶な挑戦 （『持続可能な恋ですか？』から）
・（兄のセリフ）善人面をして俊子さんと子供のために田舎に帰るもよし、悪人のそしりを受け、妻子を打ち捨て、自分の夢にかけるもよし
（篤蔵のセリフ）ほんな言い方、せんとってください
（兄のセリフ）こういうことに正解などないんだ。何が正解だったかは遠い先に結果が出るまで分からない。となれば、お前が自分でこれならば後悔しないという結論を出すしかないだろう（『天皇の料理番』から）
|
