斉藤元彦が兵庫県知事選で再任されるというあり得ない結果を手にし、再度この世の春を謳歌するかに見えたが、思わぬところから火種が生じ、またしても記者に取り囲まれる事態となっている。
そもそもこの男を再任する兵庫県の人たちは百条委員会での査問内容を把握していたのか、甚だ疑問である。どう考えても斉藤元彦によって人ひとりが死んでいるのを充分に認識していたとはとても思えない。
ひとの命を軽視し、反省も責任もとろうとしない斉藤元彦は間違っても人の上に立つ資格はない。それこそ出家して、懺悔し、自己省察を深め、供養に励むべきだろう。本来ならば刑事罰があって然るべきだが、日本の警察は上部組織の権力にすこぶる弱腰である。正義の味方でなく、権力の味方に成り下がっているのだ。
ま、東京都知事の小池百合子がいまだお咎めなしの事実が証明している。あれほど騒がれた小池の公職選挙法違反も経歴詐称も見逃されているではないか。斉藤の場合も公選法違反の疑いが濃厚であっても、立件されることはないだろう。もし兵庫県警が本格的に捜査し、立件できたら大手柄である。ついでにＮ国党の立花孝志も逮捕して欲しい。稀代のデマゴーグがユーチューブを主戦場にフェイクニュースを乱造乱発している。こんな危険人物を政治家として存在させたら、この先の日本はどうなるか、心底心配になる。
ＳＮＳを武器に大衆を扇動し、かりそめの大衆人気を得た独裁者が出現するのも間近い気がしてくる。そして、日本国民は知らないうちに望んでない場所に連れて行かれる羽目となる。和製ヒットラー誕生は、結果として定向進化し、恐竜と同じ運命─日本国の破壊と人民絶滅の道を辿るのである。
|
