高校時代の友人である近藤君が亡くなってから今日で丸二年。暖かくなったら、彼の自宅がある茨城へ手を合わせに行こうと思う。
結局、娘は陸上部をやめた。クラス担任、部顧問にも話し、今は別のスポーツに取り組もうとしている。2年生になると、美術部ができるらしく、娘は入部するつもりだという。
今回の陸上部の場合、部活動の功罪という面で考えると、罪が大きくなってしまったので、やめるのも仕方ない気がした。正直に言うと、娘には人間関係を乗り越え、伸び伸びと学校スポーツの楽しさを味わってほしかったが、先輩・同輩における偏狭な関係でストレスを味わい、何度も涙する姿を見ると、嫌々続けていくメリットはなにもなく、本人のためにならないだろうと思い、私も退部を受け入れた。
部顧問の先生に「やめます」と娘が言いに行ったとき、「わかった」のひと言で終わったことがすべてを物語っているだろう。個性を重んじ、目の行き届いた細やかな指導は、教師集団の力量がなければ、単なるプリンシプル（建前）にすぎないことがよくわかる。
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